2007年4月20日金曜日

権限委譲のテクニック(4)

部下が自分で考え、主体性を持って仕事に取り組むようになることが、権限委譲の4つ目のキーポイントだそうです。

確かに、部下が自分で考えて行動してくれないと、上司の仕事は増える一方ですね。

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[4]自分で考える姿勢を育てよ

 社員が自分で考え、主体性を持って仕事に取り組むようになればなるほど、その社員が上司のところに持ち込むモンキーの数は減る傾向がある。

ミシガン州のインテリア・デザイン会社プランテラの事業開発部長、シェーン・プリスカは、オンケンとウォスが前述の記事で述べたアプローチを応用した「モンキー・ランク付け」システムを活用している。

「われわれは社員に、自分の抱えている問題を1から4までの数字でランク付けするよう求めている」とプリスカは説明する。

1はマネジャーが問題を解決する、

2はマネジャーが解決方法を指示して自分が実行する、

3は自分が解決策を提案してマネジャーの承認を得る、

4は自分が行動してマネジャーには事後報告する、

という具合だ。主体性を養うために、プランテラのマネジャーは部下にできるだけ多くの問題を「4」と判定するよう促している。

 社員が自分で問題に対処できるよう、MGMトランスポートのマスードは、三つの分野で彼らに何が期待されているかを明示している。

「彼らの具体的な責任は何か。どんな知識を備えているよう期待されているか。彼らにはどれだけの権限があるか」である。これは重要な点だと専門家は指摘する。自分にそうする権限があるかどうかよくわかっていない社員に、問題解決を期待することなどできない。

presidentより引用
http://www.president.co.jp/pre/20040830/005.html
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